2008年06月02日

その7 裁判を有利に運ぶために

離婚裁判では、一般的には夫婦関係が破綻しているかどうかがどちらのどんな依存や態度でどうなったのか明らかにされねばなりません。

そのため、離婚裁判では自分が知っていること(これほど夫婦関係は破綻しているということ)をいかに第三者にわかってもらうかが重要になります。

本来、夫婦関係が破綻していることを理解してもらうには、夫婦のなれそめ、その後の歴史を説明しなければなりません。

どのようにして結婚に至り、どのような生活が営まれ、関係が築かれてきたのか、そしてそれがどのような経緯、相手方の責任で崩れ、破綻していったのかを伝えなければなりません。

ところが、裁判中にその全てを話すのは、時間的にも不可能ですし、裁判官にその場でわかってもらうのは無理です。

だからこそ、わかりやすく説得力のある陳述書を作成することが大切なのです。

しかも、離婚裁判では、本人の証言の前に、裁判官にあらかじめ陳述書を読んでもらうケースがほとんどなので、陳述書の出来具合が悪ければ、その時点で、いわば悪い意味で、結果の見通しがついてしまうことになりかねません。

裁判官が夫婦が破綻にいたった状況を正確に理解し、共感してくれるような陳述書ができるかどうかは、すくなからず裁判の結果に影響を与えます。


弁護士には洗いざらい正直に話す

通常の裁判に比べて、離婚裁判では陳述書及び本人尋問が重要視されます。

また、陳述書がよくできていたとしても、すべて弁護士の作文であるかもしれません。最後の最後は、本人の生の証言を聴いて、その態度を見て、裁判官は判断されるのです。

つまり、最後の最後にはこの本人尋問をうまく乗り切れるかどうかで、裁判の流れ、裁判官の印象も大きく違ってくるということです。

迫力のある陳述書や有力な証拠書類で、裁判官に好印象を得たとしても、本人尋問で信用を失うのであれば、すべてぶち壊しになります。

もっともよくないのが、相手の弁護士からの反対尋問で予定外の新たな事実が登場するということです。

「自分に都合が悪いから」「恥ずかしいから」などの理由で、自分の弁護士に事実を隠していると、反対尋問で初めてその事実が暴露されてしまうこともあります。

依頼を決めた弁護士には100%の信頼を寄せて、弁護士から聞かれないことでも、思い当たることはなんでも洗いざらい話しておくことが大切なのです。

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