2008年06月01日

その5 調停の流れ

申し立てが受理されると、呼出状が届く

家庭裁判所に申し立てが受理されると、申立人、相手方の双方に「○月○日の○時に○○家庭裁判所にて調停を行うので出頭してください」という呼出状が届きます。

申立人が出頭に応じないケースは考えられませんが、相手方にとっては突然呼出状が届いても、どのような事情で呼び出されるのかを知ることはできないため、出頭しないことがあります。

また、離婚調停とわかってても、出頭に応じないケースもあります。

相手方本人が出頭しようとしない場合、家庭裁判所調査官が出向いて、出頭勧告をする場合もまれにはありますが、相手方が数回にわたって欠席をしたときは、調停はされずに終了するか、調停委員から取下げをすすめられます。

こうした場合には、これ以上調停を進めることはできませんが、どうしても離婚を成立させたいと思うならば、裁判をすることになります。


都合が合わずに出頭できない場合

初回の調停期日の決定については、相手方の意見が反映されることはありません。

そのため、呼出状をもらっても、指定された期日に出頭できないこともあります。

その際は、まず家庭裁判所にその旨を連絡してください。電話でも結構です。そして、必要に応じて「期日変更申請書」を提出してください。

指定された期日に出頭できない場合には、通常は、入院中のためとか、海外出張など、理由をきちんと明記したうえで申請書を提出して、期日の変更を求めることになっています。

ただし、場合によってはこうした申請書を提出しなくても、変更を認めてもらえます。

手続きに関することで、困ったことがあるときや、わからないことがあれば、早めに裁判所に確認するようにしましょう。


調停で相手と顔を合わせたくない

離婚調停では、夫婦双方と調停委員が一緒に話し合うのですが、夫婦によっては相手と顔を合わせたくないというケースもあるでしょう。

そのような場合には、調停前に理由を申し出れば、相手と顔を合わせないように配慮してくれるので、心配いりません。

また、弁護士をたてることもできますが、調停には原則本人が出頭しなければなりません。

財産分与、慰謝料、養育費など金額のみの調整においては、弁護士だけが出頭して話し合いをすることもありますが、調停の最初の段階で、弁護士のみの出頭ということは認められません。


まずは双方別々に面接する

調停では、最初に申立人だけが非公開の調停室に呼ばれ、面接を行います。

まず、調停を申し立てた理由、夫婦生活の実情、子どもについてなどの質問がされます。

次に相手方だけが調停室に呼ばれ、申立人の話した内容が事実かどうかを確認します。さらに相手方の言い分も聞きます。

調停が無事始まったとしても、調停が一回で終了するケースはまずありません。通常は、双方の意見を聴いて続行期日が指定され、月に1回くらいのペースで行われ、だいたい半年くらいをかけて調停を進めていくことになります。


調停を取り下げることもできる

調停中に協議離婚が成立したり、離婚の意思がなくなったなどの理由で、調停を取り下げることもできます。

前に述べたように、相手方に調停に応じる意思が全くないと思われる場合にも、調停を取り下げて、ただちに裁判を起こすことができます。

また、離婚条件がどうしても折り合わず、調停では、満足の行く解決案の成立が期待できないという場合にも、調停を取り下げて裁判を起こすことができます。

その場合は「取下書」を作成して家庭裁判所に提出します。実際には、調停委員から書式をもらい、書名押印して渡し、調停は終了となります。

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