2008年05月27日

その3 財産分与はどのように決まるのか?

夫婦2人で築いてきた財産について、どちらがどの程度寄与したかを決めることはとても難しい作業です。たとえば、マンションを購入した際に、外で働く夫と専業主婦の妻がどのような割合で寄与したのかを厳密に判断することはできません。

そこで、基本となるのはやはり夫婦の寄与度は均等で、財産分与は2分の1が妥当という考え方です。いわゆる「2分の1のルール」です。


2分の1にはならないパターン

財産の形成に夫婦一方の寄与度が高いと考えられる場合には、この割合は違ってきます。たとえば、夫に特別な才覚があり財産を形成したが、妻はそれについて相応の貢献をしたとは認められない場合には、婚姻後に形成したとしても、夫の持分が多く認められることになります。

また、妻が高価なブランド品を買いあさっていたり、豪華な海外旅行に何度も行っているような浪費家だったとしたらどうでしょう。夫のほうは、地道な倹約家で自分の小遣いを削ってまで、せっせと貯金しているような状況だったとしたら、離婚時にすべての財産を2分の1にしてしまうのは不公平ですよね。

これらの例のように、財産を築く過程で寄与度に明らかな違いがあれば、その程度によって財産分与の割合が違ってきます。

そのほか、扶養的財産分与の考えから、相手の生活を維持し、自活できるように補助するための調整として、財産分与の割合に差がつくこともあるでしょう。

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